親友の瓦屋根を葺いて・・・6(業者同士の大事なこと)

前回の続き

それから数ヶ月過ぎた今年の夏
建て方がはじまり 瓦をあげる前の
屋根が完成しました。

現場に入ると大工さんから
「トップライト
北側屋根につけることになったから」
と伝えられ
私は出来るだけ雨仕舞が良くなるように、 
☆雨仕舞とは→簡単に言うと→雨水の処理のこと

トップライトの位置の調整をお願いしました。
☆トップライトとは→通風や光をとるための屋根に取り付ける窓のこと→別名、天窓。 

大工さんは快く了解してくれて、
トップライトを取り付ける前の野地開口する際に
外側(屋根)の瓦とトップライトが
一番イイ納まりになるポイントと
内側(家の中)の大工さんが納めたいポイントを
互いに調整しながら
取り付けを行いました。

結果的には、いいあんばいで、
大工さんに調整をお願いして
良かったと思っています。

トップライトって簡単に言うと
屋根に穴を開けて付ける窓ですから
雨漏りの危険が高まります。

メーカーの説明書を見ると
→必ず大工さんと瓦屋さんが打ち合わせをして
ベストな位置に調整してくださいとは
書いてなく、
基本的に大工さんが取り付けたところに
瓦屋が屋根側を工事するのが
普通の流れになっており

トップライトと瓦がどんな位置にきても
納まるように説明されています。

「そしたら、別に打ち合わせなんかしなくたっていいんじゃないの?」って
思われるかもしれません。

しかし、今まで多くのトップライトを付けてきて、
私なりのベストなポイントがあるんです。

とはいえ、大工さんとの共同作業なので、
大工さんに「調整は出来ない」と断れたらできません。

トップライトは主に光をとる役目をするものですから、
家の中の位置関係、条件がありますので
そんなに動かせるものでもない事は
私も分かっています。

おのずと、大工さんの理想ポイントに
取り付けられるのが普通なのかもしれません。

現場にもよると思いますが大工さんも
理想ポイントの許容範囲があるんです。

私が大事にしているのはベストな納まりにするために
大工さんの許容範囲と瓦屋の許容範囲が交われば
内側も外側もベストな納まりで、
雨仕舞もさらによくなります。
出来るだけ調整のお願いを心がけています。

この一連のやり取りと仕上がり具合は施主には
当然のことながら、ずーっとわからない部分で、
トップライトのように
雨もりの危険がある部分なら、なおさら
業者同士が率先してやらなきゃいけない

大事なことなんです

次回につづく 
 

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